マンガ版と単行本で身につける堀江貴文の多動力の感想

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)
「多動力」を見かけたのは地元の本屋さんでした。表紙を見て、堀江貴文さんのお金に対する価値観と、力強い行動力について見習えることは取り入れてみたいと感じました。
地元の図書館では「多動力」が貸し出し中になっていました(汗)手にするタイミングを逃したら、次にいつ読めるかわからないと感じたので、本屋さんで買うことにしました。
単行本の「多動力」を完読した数ヶ月後、マンガ版が発売されたことを知りました。「多動力」をもっと深めることができるきっかけになれればと、マンガ版は最近になって購入しました。「多動力」を2冊も買ってしまったので(笑)せっかくなので単行本と一緒にマンガ版も書評をしてみようと考えました。
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僕は、正社員時代にうつ状態から休職したのちに退職してしまい無職になりました。そして、精神内科に通院しながら、抗うつ剤と睡眠薬を処方するようになってから、体力と精神力が衰えてきました。借金の問題も背負っていて、生きていること自体が不安でしかありませんよ(悲)堀江さんの働き方、「多動力」を読むことで、自分のなにかを変えるきっかけになれればと考えて、改めて読むことにしました。
メール、FAX送信後の到着確認の電話が必要な理由とは
会社で働いていると、毎日、電話がかかってくるのは、当たり前の光景ですね。電話の呼び出し音は、まるで社内のミュージックのような存在にも思えませんか。よくよく考えてみると、どうでもいい用件で電話をかけてくる人間は意外とたくさんいましたね。
堀江貴文さんが「多動力」で書いていることでもありますが、メールをしたあとにメールをしたことを電話で報告しないと激怒する上司の元で4年くらい働いた体験を書きたいと思います。メールと同じようにFAXをしたあとにFAXを相手が受け取ったかどうかを電話で確認しないと激怒されました。っと言っても、メールしたことを電話で言わないとみてくれない人は意外とたくさんいますね。僕もそうでしたし、誰でもそうだと思います。
「FAXしたことを電話で伝えないといつ見てくれるかわからない」
また、FAXは多部署とFAX機が兼用になっていたら、間違って持っていかれる可能性がありますよね。実際に、FAXを見てくれたか、電話をして届いていないと言われたことは何度もありました。メールやFAXで見て欲しいと思うものは、相手に電話で確認する作業は、そもそも面倒ではあります。
たかが、メール1通送るたびに、受話器を取り、ダイヤルを回して、相手を呼び出して、保留を待って、相手に「メールを送りましたから確認してください!」と言って電話を切る・・・。たまに、電話をして仕事とは関係ない天気の話や世間話をされることもありましたね。興味のある相手だったら、雑談もちょっとした息抜きにもなりましたが・・・。
しかし、興味のない相手との世間話は、単純にストレスが溜まることもありましたよ。しかも、忙しい時に、電話でメールやFAXの到着確認をしただけで、余計な雑談をされて時間を消耗してしまうこともありました。それも、忙しい時に限って・・・。
非常に面倒なのは、電話してかけた相手が不在の時でしたね。伝言で「メールを送りましたから見てくださいと伝言をお願いします」とわざわざ電話したのに、メール送信先の相手に伝わっていないこともありました。電話の確認作業をしなくても確実に相手がメールを見てくれたことを、自動で確認できるツールがセットされていたら電話確認は不要だと感じていました。相手に届いたかどうか、見てくれたかどうかが確認できたらお互いに安心はできますからね。
堀江貴文さんが書かれているように、「電話をかけてくる人間は人の時間を奪っている害悪」と考える人もいることは、仕方ないことだと感じます。
「メール送りました。確認お願いします」
「FAX送りましたが届きましたか」
これらの電話での確認作業は、中小企業に限らず、大企業でもありましたよ。事業規模は関係なく、どの業界にも確認の電話をかけてくる人はたくさんいました。堀江貴文さんが書かれている
「メールやLINE、メッセンジャーを使った非同期通信で十分だ。」
「電話でしかやりとりできないような人は、僕の時間は無駄に奪う害悪だ。」
一人、二人と少人数の人が行動しても会社や部署は、なかなか変われませんからね。非同期通信を導入するメリットと、電話確認作業のデメリットを明確して、組織で取り組む必要のある課題の一つのように感じることができました。
仕事を選ぶ勇気と覚悟を持つのは簡単なこと?
僕の仕事を選ぶ基準は、
一番目 給与
二番目 過去に経験したことある。もしくは関連している仕事内容
三番目 交通費全額支給
給与を第一の基準で選んできました。自分では不幸な考え方だなと思っています。楽しい、おもしろい、ワクワクの感情はゼロです。仕事は楽しいものではなく、つまらないものだと母親から何度も言われてきました。母親は誰から言われていたのか聞くと、祖母から言われていたらしいですよ。それが、僕に伝染してきました(汗)
「お金を得るのは苦労すること。」
「苦労するからお金がもらえる。」
「楽しい仕事は存在しない。」
「みんな嫌な仕事をして給料をもらっている。」
「外に出たら敵だらけ。」
「人間にダマされるな。」
「人間に油断するな。」
「人間を信用するな。」
「信用してもいいのは両親だけ。」
「両親の言うことは何でも聞け。」
「他人の言うことは疑え。」
今まで何度も母親に言われてきたことを、この瞬間に書きながら感じたことですが・・・。すごく閉鎖的な価値観の持ち主だなと感じてしまいました。この考え方の背景の一つとして、「昭和初期の閉鎖的な土地で生きていくために必要だった考え方」だったのではないでしょうか。
嫌々働いている人間がいるからいつまでもなくならないのだ。
「嫌なら辞める」、この勇気をもてば、間違いなく新しい人生が動き出す。
引用元:マンガで身につく多動力-06
祖母から母親に伝言されてきた言葉と、堀江貴文さんの言葉は当然ながら全然違います。僕は、学生時代にデパートの地下の食品売り場の品出しのアルバイトをしていました。アルバイトの時給は、業界の相場と比べてとても低かったそうですが、ほとんど気にならなかったですね。
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学生時代が終わってから、母親から強制的に住宅ローンの支払いと食費などの生活費を支払うように言われました(驚)そして、銀行口座とキャッシュカードを取り上げられましたよ。アルバイト時代と違い、自分で働いた給料を引き出せなくなりました(泣)
毎月の給与から僕に入るお金は5000円。
ボーナスが入ると10000円。
とってもミジメでしたね・・・。僕の手元には、
給与5000円×12ヶ月=6万円
ボーナス10000円×2回=2万円
情けない、悲しい、むなしいことに、年間で8万円しか自由に使えませんでした。上司や先輩、同僚からの飲みの誘いは、ほとんどお金がないことを理由に断ってきましたね。昼食は母親の手作り弁当を会社にもっていきました。昼食の時間は、上司や先輩、同僚から数え切れないくらいにマザコン扱いされてきましたよ。
とても、「つらかった・・・」
とても、「悲しかった・・・」
とても、「むなしかった・・・」
社会で15年以上、我慢して働いてきまして、挙げ句の果てにですよ・・・、住宅ローン、カードローン、税金の分割返納と、お金の悩みが深刻になっていて、ただいま自己破産が視野に入っているんです(大泣)そして、我慢に我慢を重ねた結果、精神疾患となり、会社で働く意欲がなくなり休職してしまいました。
「どこで人生を間違えたのだろうか・・・?」
僕にとって人生は、つらく、悲しい、むなしい時間でしかありませんでした。そんなネガティブな人生を歩んできた中で、堀江貴文さんの生き方、価値観、働き方を読んで刺激を与えてもらえましたね。「多動力」の本の投資代が吉と出るか凶と出るか・・・。「多動力」を読むことで自分の人生が変わるか、変わらないか、試してみたいと思っています。たから、これからも、ちょこちょこ読んでいきます。
「多動力」単行本の感想
今まで一つの会社で一つの部署で仕事をしてきた人間からしたら「多動力」の方法は、うらやましくなってしまうやり方でした。三つ以上の肩書きを持つことで仕事の幅が一気に広がることには興味深かったですね。
僕は過去に経理事務、総務人事事務、オペレーター、営業職、テレホンアポインター、販売職、アフィリエイトサイト作成、ブログ作成と色んな仕事を経験してきました。ただ、会社で雇用された流れで、経験することになった仕事も多かったです。
意欲的ではなく、消極的な気持ちで仕方なくしていた仕事もありましたね。仕事は僕にとって収入を得るための手段でしかありませんでした。お金のためだけの考え方から、おもしろい仕事の見つけ方を「多動力」から学べてよかったと感じていますよ。
引用元:多動力-単行本
雇われている間は、「おもしろい」を追求した延長線上に、お金があります。「つまらない」の延長線上にもお金はあります。
ただ、「つまらない」思いをしてお金を受け取ってもつまらないだけのような気がしました。「つまらない」姿勢で仕事をして「おもしろい」に出会ったことはありませんでしたね。いつも、心身の苦痛を耐えるだけの毎日でした。お金を得て生活するには、苦労しないといけないと、母親から耳にタコができるくらいに聞かされてきましたよ。
みんなやりたくない仕事をして生きていると口ぐせのように言われてきました。そういった意味では母親は人生の苦労人ですよ。心身の苦痛を耐えるだけの人生は、なんてつまらないのだろうと感じてしまいました。堀江貴文さんに「仕事は苦痛ではなく、本当はおもしろいものだよ。」と教えてもらえた気がしましたよ。
「多動力」マンガ版の感想
単行本を凝縮したような感じでしたよ。マンガ版も購入してよかったと感じましたね。マンガ版の主人公は料理人を夢みているサラリーマンの鈴木。堀江貴文さんをサラリーマンのモデルとしたようなキャラ、鈴木の先輩である堀口靖史と、他の従業員とある日会社が無人島にワープしてしまい、生きていく為に、強制的に自給自足に変わっていく内容になっていました。
単行本のエッセンスがマンガ版にあらわれているように感じました。会社で雇用されている従業員がモデルとなっていますので、将来的にフリーランスを目指していたり、働き方、生き方を見直したい方には最適な内容になっていると感じました。単行本を読んでから、マンガ版を読むと、より思考が深まってきた感じになれましたよ。
引用元:マンガで身につく多動力-18
なかなか行動に移せない習慣がついている人は、何度も繰り返し読むと、モチベーションが変化してくるように感じます。行動できない理由をかき消してくれる言葉や、純粋に人生を楽しむことを思い出させてくれる言葉もありました。あとは、単純に信じて行動すれば、目標や将来の夢を抜きにした「楽しい人生」へ導かれるようにできていますね。
そう考えると僕は、
「バカになれない小利口」な人間
「恥をかけない分だけ不自由になった」人間
「準備を整えてから始めるから成功できない」人間
と、典型的に不自由側の人間だなって感じました(苦笑)
僕は堀江貴文さんが好きでも、嫌いでもありませんね。ライブドア時代から、テレビやネットで知っていました。たまに、なんとなく気になってしまう存在で、会いたいとまでは思ったことはありません(笑)書籍を通じて堀江貴文さんの見習いたいと感じる思考を、これからも学んでいきたいと感じています。
「マンガ版と単行本で身につける堀江貴文の多動力の感想」は以上となります。
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